親族の場合には、お葬式では特別な位置づけになります。故人の関係者ということになるため、何かと見られる立場になります。そのため、きちんとしておきたいのが葬儀での親族マナーです。まず、私語はできるだけ慎んだほうが吉です。それというのも、関係ないことを周囲の人とペラペラと話していると、それを参列者に見られてしまい、後々小言を言われる事も考えられます。できるだけ目立つような行動は控え、周囲に合わせて謹んだ行動を心がけるようにすることが大切です。
お葬式で意外と見られているのは、親族の振る舞いです。冠婚葬祭で親戚や会社関係の人など、人が多く集まる場所で粗相をしてしまうと、後々口伝えで色々と言われてしまうことがあるので、葬儀での親族マナーはしっかりとわきまえておく必要があります。特に、女性が陥りがちなのは、ついつい話し込んでおしゃべりに花を咲かせてしまうことです。女性は支給役としてお葬式ではその役割を求められます。しかし、久しぶりにあった人とつい話し込んでしまい、周囲のことが見えなくなってしまうことがあります。
あらゆる場面において、マナーやしきたりを知らないと恥を掻いてしまいます。お祝いの場では笑って済む話であっても、これが葬儀・告別式の場面になると大変です。故人が笑い者にされますし、喪主にとっても責任重大と言われています。葬儀での親族マナーは、とにかく徹底するしかありません。実際に葬儀・告別式が始まる前に話し合いをしておいて、失敗のないようにして下さい。無論、時間的な制約がある場合があります。誰かに聞かれたくない場合もあるでしょうし、何かしら気になる点があれば葬儀社のスタッフに聞くと良いのではないでしょうか。
冠婚葬祭では、親族の立ち振舞が周囲からチェックされて見られていることがあります。個々で粗相をしてしまうと、後々チクチクと言われたりすることがあるため、できるだけ恥をかかないように基本的な葬儀での親族マナーは守っておいたほうが懸命だと言えます。まず、服装については必ず喪服を着用します。女性の場合は喪服のワンピースをきちんと着用することが求められます。忙しいからと言ってスーツで参列すると、悪目立ちしてしまうことがあるため、どれだけ忙しくても喪服に着替えて参列するようにしたいところです。