葬儀・告別式の際に最も重要なのは、出棺時の挨拶だと言われています。悲しくて辛い場面ではありますが、参列者にとっては本当に故人と過ごす最期の時間になってしまいます。人となりを表現する文面にすることで、温かさと感謝の気持ちが伝わるのではないでしょうか。一般的には親族代表の方が挨拶をしますが、近隣の方であっても構いません。地元の有志が行うケースもありますし、なるべく早めに依頼をしておくべきではないでしょうか。
文面に関しては、故人の生き方やエピソードを交えるのが理想的です。しかし、限られた時間の中では難しい面があるのも事実です。葬儀社には定型文があるので、それを上手に活用して文面を作ることがベストではないでしょうか。時間にすると五分程度ですが、クライマックスシーンであることは確かです。故人のことを十分に知らない方の参列もありますし、そんな方に知って覚えていてもらえる文面にして下さい。
本屋に行くと、葬儀・告別式のマニュアル本が並んでいます。そちらを参考にするのもお勧めですし、過去に参列した式から引用するのも悪くはないのではないでしょうか。限られた時間の中ですので、決断力が求められるのではないでしょうか。