かつての日本の常識と言えば、四十九日を目処に納骨をすることでした。しかし、それに縛られる必要はありません。故人の生前の考えはもちろんですが、遺族が納得をしてその日を迎えることが大切です。そして、納骨に必要不可欠なのが骨壺ではないでしょうか。
葬儀会社が用意してくれますが、それも決まっている訳ではありません。自らが骨壺を用意することも出来ますし、陶芸をやっている方などはあらかじめ焼いて保管しておくことが出来ます。デザインや絵付けをすることも出来ますし、新しい考え方が広まりつつあります。
それらを可能にしてくれるのが、終活だと言われています。自らの最期を考えることは辛いことのようですが、準備を少しずつしておくと慌てることがありません。終活セミナーも人気を集めていますし、弁護士や税理士が法律や税制のアドバイスをしてくれます。エンディングノートは手軽な存在ですし、書き直しをすることも出来ます。相続トラブルを未然に防ぐことも出来ますし、販売部数が右肩上がりに伸びています。お墓や納骨堂に入って終わりではありませんし、生前の意思を誰かに伝えておくと良いのではないでしょうか。幸せへの一歩ですし、家族円満の秘訣です。